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従軍慰安婦問題については、存在そのものを否定する論者と肯定する論者がまっこうから対立しています。
現在、主な争点は「強制連行」にあり、そこでは、「狭義の強制連行」と「広義の強制連行」という議論があります。
「広義の強制連行」は、Wikipediaでは以下のように記載されています。
「強制連行はあった」派の吉見義明は、はっきりと辞書的な意味での「強制連行」を「狭義の強制連行」とし、もっと曖昧な形態による(例えば、本人の選択という形を取っているが借金で追い込んだなどというような)「慰安婦」従事への強制を「広義の強制連行」とした。
つまり、
「狭義の強制連行」・・・・辞書的な意味での「強制連行」
「広義の強制連行」・・・・「狭義の強制連行」よりもっと曖昧な形態による「慰安婦」従事への強制
ということです。当ブログでは、この「強制連行」の言葉の意味に関する議論は置いておいて、実際に元・従軍慰安婦達が「どのような経緯で慰安婦となったか」を見ていくと同時に、その証言の信憑性を検証していきたいと思います。
なお、広辞苑と大辞林を見てみましたが「強制連行」という言葉は載っていませんでした。Wikipediaでは「本人の意思とは無関係に連れ去ること。第二次大戦中、日本が労働力確保のために植民地や占領地から強制的・暴力的に人々を連れ去ったことを意味することが多い。」と記載されています。
当ブログを作成した理由は、各論者が自分の都合の良い部分のみを提示して全体像が良くみえず、自分で実際に調べてみようと思ったからです。
従軍慰安婦肯定論者は、元・従軍慰安婦のやたら悲惨な部分を取り上げますし、従軍慰安婦否定論者は、信憑性がない元・従軍慰安婦の発言や高額な貯金をしていた部分を取り上げます。
このような立場は議論の都合上、仕方のないことですが、双方の立場からは「明日とも知れぬ我が身に恐れおののきながら戦っていた我々のお爺さん、ひいお爺さん達が、従軍慰安婦の人達に慰め安らげられ、まさに『慰安』されたこともあった」と言う事実は見えてきません。
ただ、慰安婦の実像や全体像を知るのであれば、書籍等の元・従軍慰安婦の証言を読めばよい話であり、当ブログでは、今、議論になっている「強制連行」の部分、つまり、「慰安婦になった経緯」についてにスポットを当て情報を提供していきたいと思います。
当ブログが、皆様が従軍慰安婦問題を考える上での一助となれば幸いです。
○「従軍慰安婦」という言葉
○慰安所とは
○元・従軍慰安婦の証言を読む上での留意事項等